漫画紹介:鋼の錬金術師

鋼の錬金術師は、漫画家の荒川弘先生の作品でガンガンコミックスにおいて2001年の8月号から2010年の7月号まで掲載されていた作品です。

少年漫画でありながらバトルあり涙ありの作品で、二人の少年錬金術師が旅をして成長したり、世界の真実に近づいて気がつく内容です。鋼の錬金術師の冒頭では、優れた錬金術師を父に持つ兄のエドと、弟のアルが流行り病で亡くなった母親を生き返らせようとします。しかし、この物語の世界で人体錬成は禁忌中の禁忌で、禁忌を侵した二人は代償を支払うことになります。

兄のエドは右腕と左足、弟のアルは肉体を全て失ってしまいます。後に兄はオートメイルと呼ばれる機械鎧を義手や義足として身につけることになり、これが鋼の錬金術師と呼ばれる理由になるわけです。ちなみに弟は大きな鎧に魂を定着されることができたので、肉体は失ったものの、魂だけはこの世に繋ぎ止めることができました。兄弟は人体錬成以外で母親を生き返らせる方法と、弟の肉体を取り戻す方法を探す旅に出ることになります。

その切っ掛けとなったのが、後に二人の上司になる国家錬金術師マスタング中佐の訪問で、国を守る錬金術師として働きながら物語が展開していきます。ホムンクルスの存在や母親を生き返らせる鍵を握る賢者の石、二人が人体錬成の際に見た真理の扉など、鋼の錬金術師には読者をワクワクさせる魅力が満載です。読み進めると続きが気になって止まらなくなり最後まで読みたくなる作品ですから、タイトルを知っていても原作漫画を読んだことがなく、冒頭に興味を持ったら読むことをおすすめします。